#18 SERENDIPITY / Purple Days
こんにちは。
今日は特別篇。期待のニューカマー、Purple Daysの1stアルバム「SERENDIPITY」です。
Purple Daysのことは、正直言って、ほとんど知りませんでした。TMの「SPEEDWAY」のツアーで演奏したとかいうのも最近まで知りませんでした。曲はいくつか公式HPで聴いたものの、このアルバムを聴くのが、ほぼPurple Days初体験といってもいいかな。
公式HPには、小室さんからの言葉も載ってますので、まだ見てない方はアクセスしてみてください。
よく知らない人は、Wikipediaもどうぞ。
「バンド名の由来は「紫」「群れになって咲く=『群ら』『咲き』」をかけた。」
これはどうなのって感じ(笑)。思いつく方がすごい。TMが実は「タマネットワークだった」よりも強引なネーミング。それよりも、なんで「紫」なのかその理由を書くべきだろう。
では、「SERENDIPITY」について。
- アーティスト: Purple Days
- 出版社/メーカー: tearbridge
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: CD
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「TMのDNAの継承者」っぽく言われてますが、音的には、小室さんの直系というより、むしろ親戚の浅倉大ちゃんっぽい感じを受けました。けど、大ちゃんほどのアグレッシブさというかエッジはないかも。曲の仕上がりは、エイベックス的J-POPの方程式に則った手堅い感じ。初期ELT(Every Little Thing)の男性ボーカル版といえなくもないかな。
どの曲もかなりキャッチーで、メロディー的にはハズレな曲はないと思いました。新人で、これはある意味すごいことかも。「My Revolution」「Get Wild」という2大カバーが収録されてますが、これに頼らずとも十分な個性、魅力を感じました。
ただ、全曲シンセメインで、似た感じに聴こえる曲が多く、アルバム通して聴いても、最初のうちは中盤、中だるみする感じ。しかも13曲も入ってますからね。聴き込むと徐々に違いもわかってくるんですけど、もう少し緩急つけたアレンジの方がよかったと思います。
また、ちょっと音の薄さが気になりました。メロディーがポップなので、よけいに軽く聴こえてしまう感じ。もうちょっとディープさも欲しい。
といいながら、こういう前面ポップな感じは嫌いじゃない(笑)。現に、かなりリピートしてますから・・・。なにかしら魅力があるんでしょう。ちょっと言葉にできませんが。
男性ボーカルでこの手のバンドって最近見かけない気がするし、小室さんもよく口にしていた「男3人組」というポジションは、今、狙い目じゃないかな。頑張って欲しいです。個人的にはもっとロックな感じが嬉しい。
歌詞は、ボーカルの方が全て書いてますが、内容や言葉がやっぱり「若い」(笑)。30を超えた自分が聴くにはちょっとこっぱずかしい部分がなくもなく・・・。まあそういう人間は、メインターゲットでないんでしょうけどね(笑)。
あと、違う曲でも言葉の韻が似てるものが結構あって、それが「似た曲」と感じさせる要因の一つかも。この辺は次回作の課題かな。
お気に入りは、「五月雨」です。ギターが強めでこういう感じは好きです。「さみだれ」と「さあ、乱れよう」(笑)をかけてるかのかと思ったんですが、歌詞カードを見ると、そういうことは一切なく・・・。卑猥な歌ではありませんでした。すいません、思考がおっさんで。
では、2大カバーについて。
「My Revolution」
悪くない。イントロもかっこいい。個人的には、TRFのカバーよりも好き。ただもう一押し、Purple Daysらしさが欲しい。
♪まーい、れぼりゅーしょん
の「しょん」がやけに耳に残りました(笑)。
「Get Wild」
これも悪くない。数あるカバーの中でも上位の方。少なくとも例の件でお蔵入りとなったglobeの「Get Wild」よりは全然よい。でもやっぱりカバーはカバー。もっと弾けて欲しかった。
※一応断っておくと、自分はglobeのファンでもあります。でもあの「Get Wild」は申し訳ないけど「ない」と思う。やはりあのときの小室さんはいろんな意味で普通の状態ではなくなっていて、追い詰められていたんだと思う。
最後に、いくつか動画をどうぞ。
まずは、3人のコメント。
リードトラックの「BRANDNEW DAYS」。キャッチーなサビと早口のAメロが特徴的。はまると、はまります。
accessっぽい「Impressive Child」。
これもaccessっぽいかな、「Shine Of Love」。
次回は、「あの日」が近いということで・・・。