#16 あてのない闇 / 宇都宮隆
こんにちは。
今日は、ウツ版「BLUE」の4曲目、ウツの"宇都宮隆"名義の1stアルバム(通算3枚目)「easy attraction」から「あてのない闇」です。
'94年TMN終了後、'95年のユニット"BOYO-BOZO"の活動を経て、'96年、ついに"宇都宮隆"の名義でウツがソロ活動を本格始動しました。T.UTUやBOYO-BOZOの活動をなかったことにしたかったわけではないと思いますが、、、「easy attraction」にはデカデカと「宇都宮隆 待望の1stアルバム」とシールが貼ってあって、大人の事情ってヤツはようわからんと思ったものでした。これを機に、新規ファンを取り込みたかったからなのかな?
・・・という今となってはどうでもいい愚痴はあるものの、「easy attraction」はウツの新しい門出を祝すかのように、木根さん、B'zの松ちゃん、浅倉大ちゃん、葛Gと作曲陣が非常に豪華でした。浅倉大ちゃんの曲が比率的に多く、また編曲も自分の曲以外に手がけていますが、サウンド的には我を出した感じでなく、あくまでもウツの引き立て役に徹してる感じです。アルバム全体の統一感は、浅倉大介の力によるところ大、といっても過言でないでしょう。個人的には、当時、その後に続くアルバム「fragile」がどうにも的外れな感じだったこともあり(笑)、長期にわたりお世話になった一枚です。
さて、「あてのない闇」ですが、TM以来の木根バラであります。アルバム全体が大人の恋愛を歌っている感じなので、TMのときの木根バラとはまた一味違った感じを受けます。でも名曲であることに違いはありません。ウツを想いながら木根さんは作ったんでしょうか。個人的には、この歌を聴くといろんな記憶がよぎってしまい、ちょっと切なくなる一曲です・・・。ですので、歌詞に深入りするのは今回はなしってことで・・・。
では、ライブ映像でお茶を濁します(苦笑)。ぜひ聴いてみてください!!
この仮面をかぶったお兄さんは何なんですかね??(笑)。あてのない闇を擬人化したってことなんでしょうか。ちょっと演出の意図がいまだに訳わかりません・・・。ラストのサビ前に、ウツが赤いジャケットを脱いで何をするかと思いきや、「ほれ」とそのジャケットをお兄さんに手渡すところは何度見ても吹き出してしまいます(笑)。
次回は、Precious (from "fragile")です。