connect 2 music -30th Anniversary Mix-

TM NETWORKが大好きなFanksの音楽ブログです

#22 Another Meeting / TMN

こんにちは。

今日は、TMNの事実上の最後の新曲となった「Another Meeting」です。
「Another Meeting」は、元々「Nights of The Knife」のC/Wとして予定されていたスローバラードですが、レコーディングでのウツの調子が悪かったそうで、止む無く後日発売のバラードベストアルバム「KINE NAOTO PRESENTS TMN BLUE」に収録されました。TMN名義で発表された新曲としてはこれが最後と思います。

聴いたことがない人は、ぜひ聴いてみてください。

作詞は木根さん、作曲はウツという組合せで、過去のTMではないものでした。そもそもウツの作曲自体、「EXPO」収録の「I HATE FOLK」だけでしたし。「I HATE FOLK」は、ある意味ギャグみたいなもんですからね、カウントするのも微妙ですが(笑)。

終了を意識して作ったのか、それともすでに曲自体は完成していてオケとヴォーカル録りをしたのかなど、制作の経緯はよく知りません。

歌詞は、恋を歌ってます。いろいろ解釈できると思うんですが、僕は、終わった恋を懐かしんでる、ちょっと寂しい歌のように聴こえます。曲調もそう感じさせます。移ろいゆくもの、だけど、また時が巡ればまた出会えるものを季節や星座に例えて、終わったけどまたいつか会えるよね、という叶いそうもないけど持ち続けたい願いを抱いた人を描いてる気がします。これは、終了してしまうTMに対するファンの気持ちにも通じるし、何よりメンバー3人が「TM」というものに抱いた気持ちともいえるかもしれません。「またいつかきっと3人で音楽できるよね」と。少なからずその後のTMとの出会いに含みを持たせる感じです。

「夏のトライアングル」とは、星座の夏の大三角形のことでしょうね。TMというトライアングルにもかけたのかもしれません。あと、神話という言葉も出てきます。なんとなくTM中期を思わせ、懐かしい気分に浸れます。

この後、木根さんはこの歌詞をモチーフに「いつか逢える日に」という本を書いてます(すいません、本は読んでません)。「TMN終了」を意識してたのか、全然別に考えてた話がたまたま「終了」というタイミングにはまったのか関連性はよくわかりません。

いつか逢える日に

いつか逢える日に

音的には、アコギがメイン。個人的には、これが「Nights of The Knife」のC/Wにならなくてよかったかな。ちょっと合わないかも。

なお、この曲は「KINE NAOTO PRESENTS TMN BLUE」以外に、メンバーが関知していないEPICソニーの企画ベストアルバム「STAR BOX TMN('99/1リリース)にも収録されました。

ちなみに「STAR BOX TM NETWORKも同日発売。STAR BOXは、TMの他にも、ソニー系アーティストである米米クラブやXなどが一斉にリリースされました。でも、TMのように、2枚リリースされたアーティストは他にいません。実体は1つなのにね。ほんと、ソニーはあこぎです。え?僕ですか?どちらも買いましたよ(笑)。

「STAR BOX TMN」は、「RHYTHM RED」「EXPO」のアルバム2枚+シングルから計14曲収録されています。よくよく考えると、すごいベストです(笑)。だったら、アルバム買って聴けよって話です。ただ、シングル版「We love the EARTH」、「WILD HEAVEN」、「一途な恋」、そして「Another Meeting」が一度に聴けるという意味では、それほど悪くはないかも。まあ今ならDAPでプレイリスト作れば簡単に同じように聴けますから、買う価値も乏しいですけどね。あえて価値を見出せるとすれば、おまけのフォトブックくらいでしょうか。

さて次回ですが、しばし連休前スパートが必要となったため、更新を1週間ほどお休みします。