connect 2 music -30th Anniversary Mix-

TM NETWORKが大好きなFanksの音楽ブログです

#24 TMN final live LAST GROOVE 5.19 / TMN

4001日分を2日で走り抜けたら気持ちいいです!(by ウツ)
CDやDVDでは「final live LAST GROOVE」となってますが、ライブでは「4001 DAYS GROOVE」でした。これってみんなはどう読んでますかね?ウツは「よんせんいちにちぐるーぶへようこそ」って言ってましたね。オールナイトニッポン特番でも同じでした。「フォーティーゼロワンデイズグルーブ」とか言ったら噛みそう。まあ、どうでもいいですが・・・。

それにしても「3999」でもなく「4000」でもなく「4001」とするあたりがTMらしいです。「デビューから10年」なら、正確には「3653」(365×10+うるう年3回分)。これをうまいぐあいに「結成から10年」として多少誤差も含みつつ「4001」にしたとか。発案者はよく知らないけど、もし小室さんならSFの「2001年宇宙の旅」とかを意識してんのかなあ。今となっては「2001」なんて過去のことだけど、昔は「2001」っていうとそれだけで「明るい未来」を感じさせる響きがあった気がします。

そして、当時の小室さんのキーワードだった「GROOVE」がさりげなく入っている。「GROOVE」といえば、'94年2月にtrf「WORLD GROOVE」がリリースされていて、あっさりハーフミリオン超え。結果的には、ミリオンいったのかな。ちまたではこれがTMN終了を決定付けたとかいう人もいますが、時期的にはちょっとありえないですよね。'94年2月ならとっくに「終了」は決まってたはず。

僕は、1日目に続いて、2日目も東京ドームにいました。公演内容的には、2日目はサプライズの連続。

まず、冒頭、1日目のアンコールを演じた東京ドーム中央のサブステージから3人が登場。小室さんの突然のわがまま(笑)で急遽決まったらしいですが、DVDでは見事にカットされてます。

そして、TMのサポートメンバーを経て、ソロで大成功した大ちゃん、松ちゃんというビッグゲストの登場。オフィシャルな映像では、松ちゃんはカットされてるけど、実は昔からこんな映像が出回ってるんですよねえ。入手経路は不明ですが・・・。

もしブルーレイで再販ということになってもおそらく解禁されることは99%ないんだろうなあ。権利関係は難しい。これで誰かハッピーになってるとは思えないんで、どうにしかしてほしいところです。

さらに、封印されたはずのCAROL再演!

「She has a power」と聞こえたときの会場のどよめきというかうねりはちょっとすごかったですよね。僕も聴けるとは思ってなかったし、夢のようでした。でも、さすがに全ては無理で、なんちゃってCAROL、で終わってしまったのがいささか残念でしたけど。ホントは東京ドームは3日間という話もあったみたいで、もしそれが実現してたら、1日目はTM NETWORK期、2日目は全編CAROL、3日目がTMN期という構成もひょっとしたらありえたかもしれない。残念。

最後は、当時未CD化だった曲「TIME MACHINE」でフィナーレ。

今でもCDではこのライブのときに収録された音源でしか聴けません。ただ、DVDだと「Major Turn-Round」ツアーで演奏されたバージョンを聴くことができます。

ライブ終了後の僕は放心状態。「心の傷はそう簡単に癒えない」と思ってたら、実は、あっさりTKプロデュースものに移行しちゃったりして。。。「TM愛とは別」と思いつつも「節操ねえな、おれ」とかも思ったりして(笑)。

ライブ終了後の6月だったかにNHKで特番がありましたかね。そうそう、ドーム1日目の公演はNHKの7時のニュースで生中継されて、その映像が2日目に流れたんでした。NHKがほんとにTMの価値を評価してたのか、それとも誰か強力なコネでもあったのか、はたまたNHKに熱烈なFANKSの方でもいたのか(笑)、、、当時はいろいろ勘ぐったもんですが、実際のところはどうだったんでしょう。

小室さんは、5.19から一週間足らずの5.25にリリースされたtrf「survival dAnce 〜no no cry more〜」をプロデュースしていて、3人の中で、表面的にも実質的にも、もっともすみやかにセルフワークに移行。自身に世間の注目が向いているうちに、休むことなく、次の話題を提供するあたりは、「驚かせたい」といういつもの小室さんらしさを感じれるし、ある種のしたたかさも感じさせます。成功する人というのはこういう人なんだろうなという気もしてきます。

「survival dAnce」はタイアップ付きとはいえ、初のチャート1位&ミリオンセラーという結果を残しているわけですが、TMN終了後、というのがなんとも皮肉な話です。でも、突然風向きが変わったわけでなく、小室さんは、そのためにしっかりと'93年にtrfの土台を作っていたんですよね。'93年2月に1stアルバム「THIS IS THE TRUTH」を皮切りに、ミニアルバムEZ DO DANCE、その他シングル5枚をリリースしています。最盛期のTMと同等かそれ以上の活動といってもいい。しかも「EZ DO DANCE」あたりからは、長期間ヒットチャートに居座り続けてロングセラーというTMではありえなかったチャートの動き。終了するかどうかはともかく、とりあえずTMはやめておこうという気持ちになってしまうのもうなずけます。でも小室さんはTMを中途半端に放置することをせず、あえてきれいに「終了」させました。泥臭い話をいえば、「2人にソロ活動するだけの資金を残す」という意味合いもあったようですがね。なんにせよ、やはり小室さんの「スピード」といい「マルチタスク」ぶりといい、常人を超えてます。

次回からは、通常のレビューに戻ろうと思います。

最近は、小室さん関連のニュースもいろいろ聞こえてきて、嬉しい限りですね。