#34 Slow Version / 宇都宮隆
こんにちは。
今日は、ウツの2002年7月に発売されたアルバム「TEN to TEN」から「Slow Version」です。
年内に「UTSU BLUE」レビューを完成させるべく、加速します!!
さで、アルバム「TEN to TEN」ですが、ウツのソロ活動が開始された1992年からちょうど10年の節目ということで、企画されたアルバムでした。
でも、そのアルバムで届けられた曲は、いわゆるそれまでのウツらしいポップな曲やソリッドなロックテイストの曲ではなく、いずれもミディアム〜スロー系のナンバー。ある意味、新しいチャレンジともいえるアルバムでした。当然TMでも聴いたことのない感じで、新しいウツの一面に気づかされたアルバムでした。
実は、僕が一番好きなウツのソロアルバムがこの「TEN to TEN」です。正確には、最初はそれほどでもなく、聴き始めたときから徐々にマイランキングを上昇しはじめて、いつの間にかベストな一枚になっていた、という感じです。
ただ、10代〜20代前半だったらこのアルバムのよさにはなかなか気づかなかったかもしれない。歌詞の仕上がり、味わい深さも含めて、大人な一枚だと思います。
このアルバムを聴くまで、なんでウツの歌が好きなのか?あまり考えたことはなかったように思うんです。
「TMが好きだったから」たしかにこれは一理ある。きっかけとしては確かにそうでした。
でも一番の理由は「ウツの声自体が魅力的だから」そのことを気づかせてくれたのが、この「TEN to TEN」だったように思います。曲がどれもミディアム〜スローゆえ、「声」の魅力が際立ってくるんですね。
男の自分がいうのもおかしいのかもしれないですが、ウツの声には、強烈な「癒し」を感じるんです。このアルバムが出た当時、仕事が結構忙しかったんですが、残業から帰ってきて、酒を片手にソファーに座りながら、このアルバムをぼぉーっと聴くっていうのが、ひとつの楽しみだったことを思い出しました。ふわっと眠りに落ちることもあって、それがまた気持ちよかったりして・・・。
今回「TEN to TEN」からセレクトした「Slow Version」は全10曲中の9曲目。ちょっとハワイアンな感じで、ほんわかしてきます。
こちらでちょろっとですが、試聴できるので、気になる人はぜひ。アルバムもぜひ手に取ってほしいです。
「TEN to TEN」で新たな魅力が開花し、その後もミディアム・スロー系で名曲がいくつも誕生するんですが、それはまた次回以降で。
- アーティスト: 宇都宮隆
- 出版社/メーカー: R and C Ltd.
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: CD
- クリック: 19回
- この商品を含むブログ (2件) を見る